どうも、忙しい時期になって参りましたが、いつもながらのマイペースにてんやわんやのusamiです。
この間新作動画上げました!!⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎
今回は動画で使ったデッキ
「鍵りない裏切り隊」
のデッキ紹介と、それに伴った構築コラムになります。最後までお付き合いいただけなくてもいいので、見ていってください。
目次
⑴ 構築の経緯
私は新弾が発売された時、何かしら1つはテーマを組むことを目標としていて(偉い)、目に付いたテーマが【魔鍵】でした。(ちょうどデスピア公開前日くらいに考え出したので、TLがデスピア一色になって、参考にできるものが少なくて辛かったです笑)
その中でも気になったのが《バトスバスター》のマリガン効果。
機械・儀式・チューナーってとこから奇抜。
戦闘する相手モンスターの属性が、自分の墓地の魔鍵か通常と同じであれば、攻撃宣言時に効果を発動できるというもの。ややこし。
この効果の起動を《コミックリリーフ》でアシストしてやろうというコンセプトです。
絶対嫌われるやつ笑
・魔鍵ネームの闇通常モンスターが存在する。
・《バトスバスター》の打点が2000しかないので倒せる相手を用意したい。
・破壊するとサーチ効果を持つ《ワイルドホープ》を送り付けられる。
などの理由で【魔界劇団】のカードを採用することになりました。
何回擦っても強い。
そして、通常テーマであり、ペンデュラムテーマでセルフブレイクが容易な、【メタルフォーゼ】のお力を借りることにしました。(いつもお世話になっております。)
⑵ 【本題】組みやすいスタートを切れ!
今回のデッキは、枚数調整こそしていますが、デッキの軸自体はものの数時間で決まっていて、非常にスムーズに組めました。そんな上手くいかないだろ、という意見もあると思います。では何故、らくらくデッキビルドが実現したのか?
そこには、3つの理由があります。
3つもあるねんで~~~
というわけでここからそれを共有してみたいと思います。良ければ参考にしてみてください! そして、意見を交わせたらとても嬉しいです。
① クセの強いカードを選ぶ。
デッキ構築のスタートとして、
「滅茶苦茶テキストにクセのある《バトスバスター》を選んだ」
ことが、実は有効だったかなというのが一つ目の理由です。
奇しくも同じ構え、だと他人と比べがち。
変なカードを選ぶと言うよりは、「替えのきかない、唯一無二なカード」を選ぶようなイメージです。手札を入れ替えるカードは《打ち出の小槌》や《スカルデット》などありますが、テーマの動きでスムーズにマリガンできるカードを呼べるのって少し珍しいですよね。 クセ強なカードを選び、そのカードを活躍させようとするだけで「デッキのオリジナリティの確立」が少し楽になります。それが新規カードなら尚更。市場が狭いですから笑
今回のデッキでは、「相手モンスターの属性に気をつける」という問題を解決すべく、
⒈ たくさんバニラを入れる → 事故が嫌。
⒉ 壊獣 → 倒せない。
⒊ アナコンダ → 好きな相手を闇にできるが、安定しないし継続性もない。
という思考を経て、《コミックリリーフ》に辿り着きました。
② ポテンシャルを見定める。
コンボが決まったので、どう戦っていくのかという「方針」を打ち出す作業に入ります。その時に気を付けてカードを選ぶと、デッキを比較的容易にまとめられます。
つまり、
「カードのポテンシャルを理解して、方針を打ち出した」
という事が大切で、これが2つ目の理由です。
カードを見くびったり、買いかぶったりしないようにする事が大切です。
「頼んだぞ魔鍵!」「任せて!!!!!!(返事だけ)」
注目カードがどの程度のパワーを持っているのかが分かれば、相方として採用するテーマを選択しやすくなります。
特定の動きだけでリソースを使っちゃうのなら、他でアドを取れるテーマを。展開力に乏しいなら、大量展開できるテーマを。守りが薄くなるなら、罠軸のテーマを採用するのもいいでしょう。
この相方の選択を雑にすると、相方が強いだけのデッキ、主役が必要ないデッキになってしまいがちです。
私は今回のコンボを思いついた時、《バトスバスター》を過大評価していました。
「こんな効果使えたら4枚とか5枚とかマリガンできてめっちゃオモロイし強いやん!」
と思った矢先、仮組みデッキを回してみたら手札が足りない足りない。適当に《バトスバスター》の効果を使うと、戻せる手札はたったの1枚だったり、かなり頑張っても3枚程度のマリガンしか許されませんでした。残念。
魔界劇団やメタルフォーゼの採用を確定させたのは「手札不足を補うため」です。ペンデュラム特有のリソース力で手札を温存したり、《ミスリエル》の効果で《魔鍵施解》をセルフバウンスしたりすることで、何とか手札を稼ぐ作戦を取る事ができました。
③ 妥協ラインを下げる。
コンボデッキを組み上げた時、やはりそれを実践で試したいのがデュエリストのSAGA。いや性。
絶賛放送中。見よう。
ただし、コンボって上手く決まらないときもありますよね。私はGW中2日間のリモートデュエルで10戦このデッキを回したのですが、そのうち9戦は《魔鍵施解》を引けずにデュエルが決着してしまいました。(呪われし右腕)(相手に《アーティファクトデュランダル》の効果2回使われて、計11枚マリガンしても引かなかった試合は流石にゲンナリしました。)
「これをキレイさっぱり忘れて割り切った」
こと。これこそが3つ目の理由だと思います笑
寝逃げすることも 悪くないよね。
コンボに固執すると、キーカードをサーチするカードを大量につぎ込むことになり、コンボ自体の安定感は上がりますが、デッキの質、ドローの質が下がっていきます。今回のデッキでは、それだけは避けたかったところなんですね。手札マリガンしてるのに、同じカードばっか来ると、何のためにマリガンしてるのかわからなくなりますもんね! メタルフォーゼはまだ何枚あってもいいですが、《魔鍵施解》が手札にダブつくと確実に事故です。負け負けです。
そこで「《バトスバスター》のデッキだけど、【魔鍵】カードが無くても戦えるか」という事を意識。【メタルフォーゼ】中心で【魔鍵】の枚数をボチボチにすることによって、事故も少なく戦えるデッキになったというわけです。……まあ、戦うだけなら【メタルフォーゼ】だけで十分なんですけどね。えへっ。
「えへっ」ってなんだよ。
いかがだったでしょうか。(テンプレ)
皆が使ってるカードを選んで、選んだカードを良く考察せず、他の人と被らないように、コンボに固執してデッキを組もうとしたら……そりゃ難産になるに決まってますよね!
勿論、今言ったデッキビルドが全てではありません。カードの可能性を限界まで引き出したり、コンボの成功率を極限まで高めたり、沢山のデュエリストがそれにチャレンジし、成功している姿も珍しくありません。
でも、デッキが上手く浮かばない時もあるでしょう。何かまとまらない時もあるでしょう。そんな時に今回の記事が誰かに刺されば良いかなと思っております。
頑張れる時は頑張る。頑張れない時は、サラっとデッキを組んでみるのも、長続きするコツかもしれませんね。 終わり。
のんびりやるのも、悪くない。
⑶ 【余談】カード採用理由
【魔界劇団】……《コミックリリーフ》の効果を上手く使うために、相手には《ワイルドホープ》や《サッシールーキー》を送り付けたいです。序盤に来て欲しいカードは3積みしました。《サッシールーキー》は、メタルによくある先行何もなしエンドを耐え忍ぶには十分働いてくれ、相手に渡しても、《バトスバスター》で効果無効になるため、一撃で破壊されてくれるのが花丸。サーチ先として、《エレクトラム》になれる要因の《エキストラ》《カーテンライザー》が居ます。
【メタルフォーゼ】……みんな同じ効果なので、スケールのバランスを調整しやすいのが良い。《魔鍵マフテア》を打つために通常モンスターが必要なので、通常多め、NSできない《ヴォルフレイム》は不採用です。《混錬装融合》が最強クラスに強いです。メタルが少なくても融合が打ちやすいため採用しました。
【魔鍵】……《魔鍵施解》を引けばいいのですが、《魔鍵マフテア》のみあっても《アンドラビムス》まで出せることから、素引きが悪くないために3積みしました。2でも良いかもと思っているので要調整。《クラヴィス》は《施解》でサーチするシチュエーションがギリギリあるので採用です。(《クロシープ》で蘇生できるチューナーを墓地に用意出来る)
・テーマ外のカード、メインモンスター編
《ドラゴノックス》……死にたくないので採用しました。思ったより《サッシー》が硬いので1でも良いかも。モンスター効果で《クラヴィス》を蘇生できるので、何かに使えるかもと。
《EM天空の魔術師》……エクストラの《覚醒の魔導剣士》のために採用。手札も増やせて相性はとても良いです。何ならたまに直接攻撃します。《エレクトラム》で呼び出します。
・魔法編
《バトスバスター》で素引きして良さそうなカードを採用しました。サーチしにくくてバトルフェイズに引いて使いやすい速攻魔法が中心です。選んだカード達には、「自分の場のモンスターがいなくなる」という共通点があり、《ミスリエル》を剥がして《アゾートレス》を出すことで相手の動きを妨害できる仕組みになっています、
《ラピッドトリガー》……自分の場を破壊しながら融合できる変なカード。変な耐性も付くので意外と強いと思います。
《炎王炎環》……炎と言えば。EXから出た炎属性が蘇生できるのでかなり戦術の幅が広がります。
《エネミーコントローラー》……守備にする効果で守ったり貫通の補助をしたりもできます。下のカードとも相性○
《宇宙との交信》……永続魔法ですが。《コミックリリーフ》で相手からモンスターを頂ける前提なので、基本的に発動機会があると思って採用。墓地から《バトスバスター》が出てきます。
EX編(特筆すべきやつ)
《爆竜剣士イグニスターP》……魔鍵レベル4儀式も融合もチューナーなので、選択肢としての8シンクロ。対象取らないデッキバウンス持ちの2850。何それ。
《覚醒の魔導剣士》……非チューナーに《EM天空の魔術師》を用意すると、前述した速攻魔法達を再利用できるため採用。初めは《涅槃》だったのですが、EXの枠を大切にしたかったのでこちらに。
《魔鍵召獣-アンシャラボラス》……相手の闇を守備表示にして守備力を1000ダウンさせるという効果を持っています。
《メタルフォーゼ・オリハルク》……こいつがいる事で《アンシャラボラス》の評価が180度変わりました。このコンボ教えてくれた友人ありがとう!笑
《パラメタルフォーゼ・アゾートレス》……いずれ出したい1枚です。《コミックリリーフ》の弾は2発しか用意していないので、これをデッキに戻すことで「鍵りない裏切り隊」を派遣できるという話でした。(タイトル回収)
《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》……《アゾートレス》を出すために融合モンスターが必要なので、少々ズルをしました。墓地効果パクって強いEX体が多いので楽しいです。
《捕食植物ドラゴスタペリア》……《ラピッドトリガー》で出す枠です。場が《ミスリエル》と《バトスバスター》でターンを返すことが良くあるので、相手の妨害となれるカードとして採用しました。