転がって、デカくなる。【遊戯王】

難波付近遊戯王研究会Nuclear!に所属するusamiが、遊戯王のデッキ等について書いていくブログになります。なる予定。

【遊戯王コラム】初動に合わせるカードを考える。

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どうも、usamiRollingです。

最近デッキを組んでいく上で忘れていた重要な事実を共有して、忘れないようにする記事になります。いくらでも語り継がれた内容かと思われますが見ていってくだされば幸いです!

 

最近流行の超最強カードたちと言えば何でしょうか?そう。《アラメシアの儀》《フュージョンデステニー》などの「1枚から1枚以上のカードを生成してくれる超強力なカード」です。

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だいたいこいつのせい。

このようなインフレによる展開の高速化は何も競技志向のプレイヤーだけの問題ではありません。当然カジュアル志向のプレイヤーのデッキのパワーもだいたい皆等しく上がっていき、「初手である程度動けるかどうか」が大切になってきています。
しかも「モンスターセット、伏せ1枚、エンド」のような準備ではなく、「《ケルビーニ》《イゾルデ》《ハリファイバー》《アウローラドン》とか出してなんやらかんやら〜」という一回目のアクセルをどれだけ踏み込めるのかが大切だと考えています。
勿論対戦相手の動く速度と合わせられればセットエンドでも問題ないわけですが、上記のような初手アクセル全開デッキも持っておいて損は無いと考えます。

そこで効果的になるのが「混ぜ物構築」です。

「混ぜ物構築」をすると初動の数を増やすことができます。例えば《ケルビーニ》から動くデッキを目指す場合です。

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便利。


《ケルビーニ》を出す、といえば。可愛くて便利な《デスガイド》を初動としたいですよね(《クリッター》のおまけもあるし)。

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記念に写真撮っていいか~い♪

このときデッキに入る純粋な《デスガイド》の枚数は3枚です。デッキ枚数最小の40枚構築にしていたとしても、安心できる初動の枚数とは言えないでしょう。
ではここに【P.U.N.K.】を混ぜてみます

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是非P.U.N.K.のテーマでも使ってあげてほしい。

《セアミン》《フォクシーチューン》《オーガナンバー》はそれぞれがレベル3×2になれるカードです。強い便利。これらの「どのカードを引いていても初動ができる」としたら、初動の枚数は12枚。ガイド3枚の時より初動できそうな気がします。

しかし、こんな意見も飛んでくるでしょう。
「採用するカードは,《悪魔の嘆き》セットではいけないのでしょうか?」と。

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初動の皮をかぶったフリチェ妨害。

《嘆き》→《スカラマリオン》→《デスガイド》と繋がって結果的に《デスガイド》初動になってくれるで通常罠です。
墓地のカードをフリーチェーンでデッキに戻されるので、ルートが崩壊して何とも嘆かわしいことになりがちな1枚ですね笑。笑うとこじゃねえや。《嘆き》嫌いや。

……おっと。そんなことを言いたいのではありませんでした。
上記2つの例には大きな差があります。それは「展開が多様になるか」ということです。
《デスガイド》+【P.U.N.K】はどれか1枚引けば展開できますが、《フォクシーチューン》と《デスガイド》を両方引く、いわゆる「上振れ」を期待することができます。上振れたらどこまで展開できるのかワクワクしますね。
一方、《デスガイド》+《嘆き》ではその上振れの期待はし辛いですが、《デスガイド》で始動できる確率はこちらの方が当然高くなります。《クリッター》のおまけもあるし、1枚初動として比較するとできることが多そうですよね。

一方はデッキ内に複数の展開カードを用意することで、上振れも期待できる柔軟性の高い構築。まさにその姿は、両手に刀を持ちどちらでも切りかかることができる
「二刀流デッキ」と言えます。

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カッコイイ……

また一方は展開するためのカードを限定する代わりに、そのカードをサーチできるカードを入れていく、一つのコンボの実行力を上げられる構築。まさにその姿は、信じた一本の刀の一振りに魂を込めるため、その機会を虎視眈々と待つ
居合道デッキ」と言えるでしょう。

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カッコイイ……!

 

今回の言いたいのは、
「デッキを構築する時に、何を目指しているのかで混ぜるテーマも違ってくる」
という考え方が非常に大切だというのがことです。
混ぜるにしても全然違うテーマを組み合わせてオリジナルデッキを組むのも良し、初動が来るまで罠で耐えてみたり、《キャッチコピー》《天獄の王》で持ってきたりしてもいいのです。混ぜるカードは自由ですが、カード採用の方向を事前に決めておけば、選択肢を絞りやすくなってより一層いいデッキに仕上がるのではないでしょうか!

 

というわけで以上!! またね。