転がって、デカくなる。【遊戯王】

難波付近遊戯王研究会Nuclear!に所属するusamiが、遊戯王のデッキ等について書いていくブログになります。なる予定。

【デッキレシピ】何度も龍を描いて勝つ。Time JORU-leap【P.U.N.K.】

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 どうも、usamiRollingです。

 

 今回は《Uk-P.U.N.K.アメイジング・ドラゴン》の能力をフルに活用する混ぜ物デッキを紹介します。このテーマの特徴を存分に生かし、オシャレカードをこれでもか!とぶち込んだお気に入りの傑作デッキなので、どうか最後までお楽しみください。

目次

 

①【P.U.N.K.】はONE FOR ALL.

 デッキビルドパックの情報の出始めに公開された当時、そのサムネイルに写っていた《アメイジング・ドラゴン》に心を奪われたデュエリストは少なくないのでは?僕もー。

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派手な名前、変な種族、えぐい効果。

 そんな《アメイジング・ドラゴン》の性能を活かすために必要な条件は、
レベル3サイキック族の種類を稼げること」と
非チューナーレベル8を簡単に用意できること」であると考えました。
 ①のバウンス効果のために、墓地にレベル3のサイキックが複数欲しいことは明白です。テーマ外から+αが欲しい所。またテーマ内にいる非チューナーレベル8は、《フォクシーチューン》も《オーガナンバー》も《カープライジング》も、展開に余剰の【P.U.N.K.】モンスターが必要なため、場に捻出する事が難しい。

 これらの条件を的確に満たしたカードが《エルシャドール・ネフィリム》でした。

②【シャドール】便利すぎ。

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ネフィリム返しておじさんに敬礼。

《影依融合》の存在もあって《ネフィリム》自体は簡単に出すことができる上、融合素材としてデッキから《影霊の翼 ウェンディ》+《幽鬼うさぎ》を落とすことでレベル3サイキックを2種類も確保できる強みがあります。

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きゃわ。

 また、展開の途中に使う《No-P.U.N.K.フォクシーチューン》には手札を効果で墓地に送る処理があるため、【シャドール】モンスターとのシナジーも完璧。やったー。

 

③テーマに隠された(隠れてない)真の戦術。

でも、【P.U.N.K. + シャドール】という軸でデッキを組み始めてもなお、【P.U.N.K.】に対して疑問に思うことがありました。
 僕はアメイジング・ドラゴン》の効果が何故いずれか一つを発動できる効果なのか理解できていなかったのです。「こんな所まで【シャドール】味出す必要ねーだろ」とか思ってた訳です。アホです。

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何でこいつノーマルやねんおい。

 実は《Uk-P.U.N.K.娑楽斎》の②にアクセルシンクロ効果があり、テーマデザイン的には「相手ターンに《アメイジング》出してバウンスした後、自ターンになって帰ってきたら仲間を蘇生して殴ってね」という事を狙うように作られていたのです。

 なんてこった。【P.U.N.K.】デッキは、僕が普段から全然組まない「ガッツリ相手ターンに盤面触る系デッキ」だったのです!!!ガーン!!!
 相手ターンに妨害しまくったら、相手の動きが見れなくて動画が没ったりするから苦手意識があるんです。今回は見送るか……

 

 

 が。ここまで良さそうなシナジーを考えておいて放っておくことはできません
 こうなったらトコトンやってやるのがusami流。どうせ手札誘発も1枚入っている事だし、多少強くてもいいだろという気持ちもわいてきました。

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こっちのイラスト好き。

④出来らあっ!え!!相手ターンに妨害を!?

 ここから《娑楽斎》の②を使える状況を考えていきますが、先人たち(バキューン決闘さん、てーげーデュエルさん)は悠々と《クロシープ》でやってのけていたのです。

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無敵のモンスター。

 バキューンさんの方は【デストーイ】と混ぜての悪魔寄り構築、てーげーさんに至っては【シャドール】の軸でガッツリ被っています!やばやば!!融合モンスターを用意するのなら、《クロシープ》のリンク先に出しちゃえば強いことなんて自明です。

 しかも【シャドール】には《インカーネーション》、【デストーイ】には《怨念の邪悪魂》と相手ターンに蘇生するセットまで用意できるとなれば、このシステムに互換性を持たせるのは至難の業。

《クロシープ》以外に、「相手ターンに《娑楽斎》とレベル8を揃える、魔法のようなカード」は無いのか……

 

 

 

 

 

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チューニングサポーターの頃くらいから使いたかった。

 ありました。《シンクロ・キャンセル》です。

 デッキを【P.U.N.K.】に寄せて戦うのであれば、除去も《アメイジング》頼りになることが多く、自ターンにバウンス効果を使うためにシンクロする機会も少なくありません。そこで《シンクロ・キャンセル》の出番です。

 

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図解!!!デッキの主な動き。



アメイジング》に《シンクロ・キャンセル》を打つとシンクロ素材が帰ってくるわけですが、ネフィリム》と《娑楽斎》の二人を素材にしておけば、帰ってきた素材が相手ターンにそのまま《アメイジング》が出せる盤面を作る、というわけです。
 そして自ターンに出した《アメイジング》はエクストラデッキに帰っているため、《アメイジング》の消費枚数も抑えた上で戦うことが出来るのもいい点です。こんなん何回出しても良いですからね。
 さらに言えばネフィリム》の効果の全てに1ターンに1度の制限が無いことから、《シンクロ・キャンセル》によって蘇生された《ネフィリム》は再び墓地を肥やし出し、相手ターンシンクロした際にはまた墓地の【シャドール】魔法罠を回収できるのです。

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何これ?

《シンクロ・キャンセル》は、相手次第で強力なメタカードになるのも良い点です。
 このカード1枚で《バロネス》の効果を仕方なく使わせたり、《承影》を何もさせずに処理したりできるのです。

 シンクロ対策のためだけに採用するのではなく、デッキの根幹のギミックに絡めたことで、《シンクロキャンセル》というカードが「コンボカード兼シンクロメタの捲りカード」となりすごく価値のある1枚に感じる訳です。

 ほら使いたくなってきたでしょ《シンクロ・キャンセル》。

⑤そして完成へ…。

 ただし《シンクロ・キャンセル》は素引き前提なので、展開ルートの中に強力なドローソースを投入して手札に持ってきやすくしました。
 そのドローソースが《甲纏竜ガイアーム》《Ga-P.U.N.K.ワゴン》です。

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いつでも使う機会をうかがうカード。

《ガイアーム》はエクストラから出たモンスターに墓地から装備できて、殴っても殴られても1ドローできるという、無から有を産み出せるバグカードです。
 デッキのサブプランが《ネフィリム》で戦うことでもあるこのデッキにおいては、エクストラからのモンスターが用意できないことは非常に稀であるため、ほぼ毎ターン1ドローさせてくれます。

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純デッキの信頼感えぐい。

《ワゴン》は、【P.U.N.K.】モンスターが攻撃か効果の対象にされると1ドローできるため、かなりの高確率でドローができます。守備600の雑魚モンスターに対象を取らない除去なんて当てている暇はありません。まあ全体破壊は別だけどさ。

 先行で《セアミン》1枚から上記の両カードを揃えることで複数のドローができるため《シンクロ・キャンセル》を引ける率が上がるだけでなく、シャドールと相性の良い《継承》などの罠も引き込みやすくなりました。

 しかも【シャドール】には「転売ヤーに押し付けるネタで有名なパック」という不名誉ある地位を確立したセレ10にて収録された《星なる影 ゲニウス》という新規カードがあります。

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レベル高いの助かる。

 こちらがレベル4の地属性リバースモンスターであるため《継承》を経由して【P.U.N.K.】のモンスターにアクセスもできるのです。これはデッキ。

 そんなこんなで、こんなレシピになりました。

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 初動は《セアミン》からの《ハリ》→《アウロ》→めっちゃシンクロで、《アメイジング》+《ワゴン》+《Ga-P.U.N.K.クラッシュ・ビート》+《ガイアーム》を目指します。

 

 

 

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対戦相手がテキスト読むたびに顔歪むカード。

《クラッシュ・ビート》も相手をするとかなり鬱陶しく、盤面を維持するのに役立ちます。

 あとはチョイチョイドローしながら、《継承》とかでシャドールブンブンして、《アメイジングシャキーンバンバン戻して、《シンクロキャンセル》でドッカーンです。簡単でしょ?

 

 以上【P.U.N.K.】のデッキでした、ちなみにデッキ名については前回のブログ記事でちょっと喋ったので良ければどぞ。

 

 あとは特筆したいやつをペペっと書いて終わりにします。

【採用カード】

・《No-P.U.N.K.フォクシー・チューン》

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 2枚か3枚かで悩み中。《フォクシー》でモンスターを戦闘破壊するとライフ回復できるため、《セアミン》の地味パンプと合わせて使うタイミングが来そう、更にデッキの大切な光属性(《ネフィリム》の素材要員)、そもそも初動だし、ということで3枚にしてみました。

・《擬態する人喰い虫》

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 めっちゃ強い。そもそも戦闘破壊されない永続効果があるため、初手で安心して伏せれたり壁としても超優秀。これと《継承》がある時、相手の攻撃でリバースして相手を破壊し、バトルが終わったら《継承》で《セアミン》に変換するムーブが強い。フリーしてる時の伏せモンスターに圧を与えられるので愉快です。あと守備が600。

・《死魂融合》

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《影依の偽典》と比べて、《トラトリ》でアクセスが利く点を優先。またハリラドン展開のためにエクストラの融合モンスターの枠が全然無いので、《偽典》の妨害を活かせない。そんなに何回も出す融合体もいない。《ルイキューピット》《ガーデン・ローズ・フローラ》で光属性は確保できる。ので採用しました。

・《ハイパーサイコガンナー》

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 ライフ回復要因。全然出ないけど、どうしても入れたい笑。レベル3チューナーと、《エルシャドール・ウェンディゴ》でシンクロ召喚できるようにした。《影依融合》でデッキ融合する時に《シャドール・ハウンド》を落とせば、守備表示の的を作ることができ、《ウェンディゴ》の融合素材の風属性は【幻獣機】カードが墓地にあるため《死魂融合》でも出すことができる!

 

 

 それじゃあこれくらいで終わりにします。

 また!