転がって、デカくなる。【遊戯王】

難波付近遊戯王研究会Nuclear!に所属するusamiが、遊戯王のデッキ等について書いていくブログになります。なる予定。

【遊戯王コラム】春から遊戯王を「教える」君へ。

 どうも、usamiRollingです。

 

 気づけばもうすぐ4月です。春は出会いの季節。いろんな人と出会って、いろんな事を知り、時には教えることもあるでしょう。

 そこで、

遊戯王マスターデュエルやってみたいねんけど、教えて?」

 という無茶振り難問に、既存プレイヤーがどう教えていけばいいかを考えていきたいと思います。

(ルールに関してはある程度理解しているものとします。)

 

 

①テーマのスタイルを要約する。

 遊戯王というカードゲームには、いくつもの勝ち方が存在しています。後攻で相手をワンキルすることに特化したデッキがあれば、相手の行動を見切って対応しきって勝つデッキ、先行で相手に何もさせずに封殺するデッキもあるわけです。

 初心者が「〇〇デッキを組みたい!!」と意気込んでいたとしても、そのデッキのスタイルが好みでなければ継続して遊戯王を楽しめないと思います。ですので、そのデッキが何をして勝つデッキなのかを要約して伝える必要があります。またその時に、デッキの核・エースとなるモンスターを伝えておくことで、戦術が具体的に理解できます。
※専門用語は極力少ない状態で伝えましょう。わかりません。

 

 例:【ウィッチクラフト】可愛い!組みたい!

相手の動きを制限しながら、消耗戦に持ち込んで勝つデッキ。核となるのは《ウィッチクラフト・マスターヴェール》。可愛いね。

 

 

②ソロモードで定石を学ぶ

 使うデッキが決まったら、そのデッキの定石を学ぶことが大切です。どんなカードの組み合わせで最終的な盤面に辿り着きたいのかを理解し、そのためにどう動き出すのが正解なのかを伝えます。それをソロモードでデッキを回して感覚を掴んでいきます。

 ここで自分の使っているデッキが「どの程度の強さかを理解する」ことも大切になってきます。相手モンスターをどれだけ処理できるか、攻撃力はどこまで上がるか、展開力はどの程度あるのか、など。

 

 例:【ウィッチクラフト】で一人回し

  盤面:《ウィッチクラフト・マスターヴェール》を出す。

  初動:下級ウィッチクラフトで手札の魔法を捨てて、デッキから《ヴェール》を出す!

   ・ウィッチクラフト】魔法をコストにするとお得(定石その1)。

   ・《シュミッタ》の墓地効果を使いたいので経由する(定石その2)。

   ・《バイストリート》があると耐性を付けられるので重要(定石その3)。

などなど……

 

③対戦を見守る。

 最も重要です。

 遊戯王というカードゲームは、デッキにもよりますが1ターンにできることがたくさんあります。相手を妨害するにしてもどこで妨害すべきか? モンスターを展開するにしても何を出すべきか? 慣れているプレイヤーが考えれば当然だと思えるプレイも、初心者は簡単には判断できません。ですから初心者のプレイを見守り、適切なアドバイスをすることが大切です。

 ランクマッチで相手に負けてしまったとき、初心者が「何が悪かったんだろうか……」と悩まないようにしてあげるべきです。

 ランクマッチでデッキパワーの違いでどうしても勝てない相手に負けてしまったときは「今の相手は強いデッキだし、相性も悪かったから仕方ないね」と言ってあげましょう。逆に、惜しかった試合を落としてしまったのなら「惜しかった」と伝え、改善できる点があったかを振り返りましょう。

 

 例:【ウィッチクラフト】で勅命貼られて負けた!

 →仕方ない。どうしてもその状況を打破したいなら、何らかの対策カードの検討(パンクラとか?)

  :【ウィッチクラフト】で惜しくも負けた!

 →《ヴェール》の効果無効をいつ使うか?《ハイネ》の破壊を先にしておけばよかった?など、その対戦を振り返って検討する。

※こういう指摘は、試合中にしてもらってでもとにかく勝ちたいタイプと、試合後にちゃんと吸収したいタイプがいるので事前に感じ取りましょう。

 

 

④褒める。

 クソ大事です。

 遊戯王に限らず勝ち負けを決めるゲームを一人でプレイしているとき、自分を肯定してくれるのはVICTORYの文字だけなのです。負けたら負け。自分を承認してくれるものがありません。だからこそ、負けの中にも成している部分があったと教えることが大事なのです。

 最善のプレイしたししゃーない。
 展開するのめっちゃ上手くなってるやん。
 あの温存は正解やったな。

 ほんの少しの言葉でも大丈夫です。負けたとしても、自分のプレイが勝利へと繋がっていることさえわかれば、

「それじゃあもう1戦」

と続けてくれることでしょう。

 

 

 

僕が思う4点でした。他にもこんな事考えてるといいかも、など案があれば教えてくださいね。それでは。