転がって、デカくなる。【遊戯王】

難波付近遊戯王研究会Nuclear!に所属するusamiが、遊戯王のデッキ等について書いていくブログになります。なる予定。

【遊戯王コラム】ドローってなんだ!?【デッキ構築案編】

 

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どうも、usamiRollingです。

前回の記事の続きですので、そちらもご覧ください!

usamirygo.hatenablog.com

「ドローするにもいろんな種類があるんすね」みたいな話をした前回。
その続きからになります。

 

今回は、「実はドロソって必要なかったりする?」という考えのもとに、2種類のデッキ構築を考えてみました。すべてのデッキがこれに当てはまる訳ではありませんが、構築する上での型の例だと思ってみてください!!

 

その⒈「ドロソ《貪欲な壺》だけでええやん」構築

「いや極端過ぎやー!!!(陣内)」

というツッコミも聴こえてきますね、聴こえますかね?

どうしてこの考え方に至ったかというと、「みんな初動が安定しているから」です。

交換型ドロソは、元来安定しない初動を安定させる。手札の不要牌を切り動き出すためのカードです。【BF】や【甲虫装機】の闇の誘惑がこの考え方に最も近いと思います。特定のカード2枚のセットが必要ですからね。(usamiがその昔真剣に遊戯王をやっていたころの環境です)

カジュアルシーンでは初動がボコボコ無効に潰されることはかなり少ないです。つまり、初動になるカードはたった1枚初手に引いていればいい。すると《七精の解門》はデッキに6枚、《リサイクラー》はデッキに実質12枚詰めたりする現代遊戯王では、交換型ドロソの価値というのは薄まっていると言えます。

さらには《キャッチコピー》や《天獄の王》などの、風情の欠けらも無いデッキ超安定化カードの登場で、特定のカードを「ドローで引き込む」必要は既にないと言ってもいいと思います。(風情はないですけど使います安定するから)

そして、リンクブレインズパックを皮切りに、様々なデッキの動きにエクストラデッキの便利パーツを使うようになっていった現代カジュアル遊戯王では、《貪欲な壺》で戻せるカードが5枚無い……という状況もかなり限定されます。(墓地・除外利用するとか)

《貪欲な壺》の最大の弱点である、「後半でないと打てない」ところを、現代のデッキなら簡単にクリアできてしまうわけです。

なんなら《キャッチコピー》があれば《貪欲な壺》をサーチできるため、リソースに大きく困ることもありません。

つまり、たっぷりの初動+序中盤から打ちやすい《貪欲な壺》+どちらにもなれる《キャッチコピー》という構成はかなり機能すると思ったのです。

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使用例です。(一度動画で出してから新規もあって少し構築が違います。)

【マギストス】9枚を引かなかった時のケア、そしてエクストラを湯水のように捨てるので打ちやすい《貪欲な壺》をサーチできる《キャッチコピー》という構成です。安定感しかないぜ。

 

 

その⒉交換型ドロソ万能構築

「いや《貪壺》以外も入れるんかい!!!(陣内)」

入れるんですね。入れるデッキも考えてみましょう。

レベル入れ替え系(9876)や、種族・属性入れ替え系(闇の誘惑、強欲なウツボ)、ちょっと特殊ですが手札の魔法罠を入れ替えられる《マジシャンズソウルズ》など。自分のデッキの採用カードに合ったものを選んでいきます。

これらのカードの良いところは、「引いたら即使える」こと。初動のカードを引き入れたい、また中盤以降に欲しいカードがあるとき、手札の不要なカードを即座にドローに変換できるカード(しかも損しない)は便利以外の言葉では表せないでしょう。
また、これは某フォロワーの方が仰っていたのですが、「相手にカードを見せない」こと。これもとても重要なポイントです。《キャッチ・コピー》や《天獄の王》は万能サーチではありますが、所詮はサーチ。「持ってきたカードを相手に見せてしまう」という情報アドバンテージを相手に与える影響は少なからずデュエルに出てくるでしょう。

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使用例です。(これも最近の動画から大きく型を変えました!)

《サイキック・リフレクター》を先行1ターン目でとにかく出したい! という気持ちと、試合後半に使いたいカード何枚かある+これから使う罠を見られたくないという気持ちが、《闇の誘惑》《ファンタズメイ》の採用に現れています。

 

比較

ではここで、
「その⒈ドロソ《貪欲な壺》だけでええやん構築」と
「その⒉交換型ドロソ万能構築」は、
どのように使い分けて構築すればいいのか、という話をしましょう。
その答えは、互いの構築の相違点にありました。

 

二つの構築に共通しているのは、「初動は安定した方がいいという考え方」です。

一方では「初動枚数を増やすことで安定感を上げている」。
もう一方では「ドロソで引ける可能性を上げている」わけですね。

 

異なっているのは、「特定カードへのアクセスについての考え方」です。

一方では、デッキを回すには「特定のカードを何としてでも使用する必要がある」と考えているため、《キャッチ・コピー》や《天獄の王》を採用し、それらにアクセスできる《トラップトリック》《御影志士》なんかも併せて採用していきます。
こうすることで勿論特定カードにはほぼ確実にアクセスできますが、用意しているコンボの邪魔、つまりデッキ枠の圧迫や展開ルートの固定などの障害をある程度乗り越える必要があります。

もう一方では、「特定カードには運よく触れればいい」と考えているため、デッキを歪めてまでの確定万能サーチコンボなどを搭載せずに済みます。展開の準備段階は当然上記のデッキよりも容易に行え、デッキスロットにも多少の余裕ができてくるでしょう。そんなメインデッキの主となるカード達たちの動きの中に、交換型ドロソをそっと添えてやるだけでも大丈夫な訳ですね。

つまり、「特定のカードを何としてでも使用する必要がある」のか、「特定カードには運よく触れればいい」のかを考えることで、どちら側に構築を寄せるべきなのかがハッキリするのです!!多分。

 

皆さんも自分のデッキに眠るコンボたちを眺めて、

「このカードは、毎試合使わないといけないカードか?」

と問いを投げかけてみてください。何かの役に立てば幸いです。。

 

 

 

個人的な意見でいうと、前者は動画向けで後者はフリー向けという印象を受けました。動画の中でコンボデッキが活躍するためには、配られた手札5枚から何としてでもコンボまで到達する必要があります。そのためにはデッキの形が少し崩れようとも確定サーチに手を付けることになるのです……。

 

 

 

 

ここまでご覧いただきありがとうございました。現在投稿予定日の4時半です。なぜこんな時間に記事を執筆しているかって?

夏休みの宿題気分で記事書いてたら、夏休みの宿題みたいに期限ギリギリまで残しちゃったからだよ!!

文章もぐちゃぐちゃかもだし、画像もあんまり用意できなかったけど、それでも大事なことは自分なりに学べたと思います! おわり。