おひさ、usamiRollingです。
ゴールデンウィークの時期ですからオフ会にたくさん行っている人もいるでしょう。そんなのお前だけ?やめとけやめとけ(3個参戦予定)
そんなGW期間に使い倒す予定のデッキを紹介します。usamiRollingと戦う前に予習しておこう!笑
目次
1、とっかかり
今回のデッキの主役は「テセウスの魔棲物」。
テキストみじけ。
キメたくなったコンボは「テセウス相打ちコンボ」です。
テセウスの魔棲物はアンデット族なので、「ヴァンパイア・フロイライン」の効果を使って相手モンスターとの相打ちを狙えます。
相打ちが発生したその瞬間、水属性モンスターが破壊された事により「氷水」の効果が、効果を持たないモンスターが破壊された事により「天威龍-シュターナ」の効果が発動するというコンボです。
二つも効果が誘発したら、おもろいでんがなまんがな。
しかしデッキ完成から月日が流れ、このコンボに新たな可能性が生まれました。
「召煌女クインクエリ」の登場です。
レベル5の可能性感じる。
クインクエリはレベル5モンスターが破壊されたら発動できる効果を持っているため、テセウスの自爆特攻で誘発します。
三つも効果が誘発したら、でんがなまんがなおまんがな。
またクインクエリは墓地のレベル5を蘇生する効果を持っており、一度何らかの素材に使ったテセウスの魔棲物を再利用することもできるようになりました。
これらの「テセウスの魔棲物とは相性がいいだけ」の烏合の衆カード群を全部用意するために考えたことをだいたいテーマごとに紹介するだって!?
できらあっ!
2、デッキレシピ
要約:
ランク4組んで機械族中心でコンボ決まってゴミ少なめで楽しいぞ!罠はさわむーさんを参考にしました!大変でした!ありがとうございました!!
終
制作・著作
━━━━━
ⓃⒽⓀ
3、詳細:
① コンボパーツ
最終的に必要になるカードは、
フィールド:クインクエリ、テセウス、フロイライン
墓地:氷水2種類(除外されるやつと出てくるやつ)、シュターナ
です。多すぎだろ。
フロイラインとシュターナは素引きしたいので3積みしました。
氷水のティノーラはデッキが水属性中心の構築にならなかったため1枚の採用になりました。
氷水の2種類目として採用した「氷水啼エジル・ギュミル」は、テセウスの魔棲物を使えばシンクロ召喚できます。
② スプリガンズ
シュターナを初動にできたら無駄がないと思ったので、ランク4初動の中からタリホー軸を採用しました。
最強初動だァ
採用の理由として、
テセウスの魔棲物、
を出せる簡易融合、
をサーチするためのアルバレナトゥス、
を落とすことができるメリーメイカーが自然と使えることはもちろんですが、タリホー、ブラザーズ、ロッキーという半永久的に使えるリソースが使えるということも後押しになりました。
③ サイバー関連
レベル4×2を用意する補助として採用したのが「サイバーダーク・ワールド」です。
何でもできると、何でも任せたくなるよね。
レベル4モンスターを召喚権を使わず出せるだけでなく、サイバー・ダーク・カノンの効果でコンボパーツやデッキの潤滑油(後述)を墓地に用意する役割もこなせるのが良いです。コンボの安定感向上は重要であるため、サイバー・ドラゴン・コアを採用して初動(ギアギガントX)から触る流れを想定しています。
サイバー・ドラゴンはコアの墓地効果でリクルートする用で、エジル・ギュミルの非チューナー側を担います。メガフリートは使えたら強そうなので入れました。
④ その他モンスター
一番大事なカードの話忘れてました。
このデッキではクインクエリを作るのに「穿孔重機ドリルジャンボ」を使います。
はたらくくるま!
このカードはレベル4であるためギアギガントXでサーチが効き、自身の効果でレベル5になることができます。その他にも貫通効果が付いており、攻撃すると何故か守備表示になります。何故なのか。
重要なのは自身のレベルだけでなく、周りの機械族のレベルも上げられる点です。事前にスプリガンズやサイバー・ダークを用意しておけば、それらを巻き込んでランク5を作ることができます。
そこでレベル4の機械族絡みで初動も増やせるマシンナーズを採用しました。
個人的青春の一枚。
ギアフレームはアンクラスペアを経由して1枚初動になってくれますし、フォートレスは手札のブラザーズを捨てられるカードの1枚として優秀なカードです。
フォートレスは現代カジュアルにおいても、相手が対象に取りたくなくて戦闘で破壊したくない、替えのきかない厄介なカードで優秀です。
サイバー・ダークから落として使える潤滑油として「弾丸特急バレット・ライナー(と機関重連アンガー・ナックル)」「黄金卿エルドリッチ」を採用しました。
ちまちま機械を拾うよ。
アンガー・ナックルもフォートレスと同様、手札のブラザーズを切ることができます。またバレット・ライナーによる機械族回収はサイバー・ダークの試行回数を稼いだりできます。
エルドリッチは装備状態のカノン、クローを墓地に送れるだけでなく、タリホーをコストに相手フィールドに触れるのが良さそうだと思って採用しました。あとは数少ないアンデット族なのでフロイラインを適応できます。リンクゴッドとか倒せます。
また、二人とも魔法・罠ゾーンで場所を取りそうなサイバー・ダーク・ワールドを墓地に送るという仕事を担っています。
サイバー・ダークと相性のいい露払い要因として採用しているのが「アーマード・エクシーズ」ギミックです。
相手ターンに打ったら条例違反。
初動を決めた次の自分のターン、邪魔されなければメリーメイカーが帰ってきているはずなので、召喚権を使う前にダーク・ナイト・ランサーを出しておくことができます。
①の上のシミ取ってくれ。
初動に使ったタリホーの墓地効果②によってエクシーズ・アーマー・フォートレスの素材を抜くことができるため、アーマード・エクシーズを素引きしてもダーク・ナイト・ランサーが出せるところが凄く気に入っています。
グウ(ง ˙˘˙ )วゼン。
「ダイガスタ・エメラル」「鳥獣士カステル」は汎用ランク4枠です。
エメラルはサーチできるモンスターをデッキに戻す仕事があったり、エクシーズリボーンを用いてエクシーズ・アーマー系統とループする事ができます。あとテセウスの魔棲物を蘇生することもできます。
カステルは除去要因として採用しました。素材を2つ外すことができるため、メリーメイカーの素材に加えたいスプリガンズを墓地に送るのが容易だったり、タリホーと組み合わせればダーク・ナイト・ランサーまですぐにたどり着くのが良いです。
⑤ 通常罠
採用した罠は、
・コンボでフロイラインの代わりに使える「単一化」
・相手の盤面に触れる「E・M・R」
・ライフを守りながらロッキーを蘇生できる「ピンポイント・ガード」
・ダーク・ナイト・ランサーで再利用可能な「エクシーズ・リボーン」の4種類です。
が、今回注目したいのは「トラップトラック」の方です。
使うの難しいと思わん?これ
今回の試してみた「トラトラ3枚・通常罠4種類1枚ずつ構築」は
さわむーさん(@yp_apricot)のデッキレシピを参考しました。
このさわむー構築を目指した理由は、
・打ちたい通常罠があること
・それは1回打てれば十分であること
・トラトラで割るモンスターが場に残りやすいこと
など、さわむー構築のコンセプト(推察:俺)に沿っていたから。というのが建前で、本音はやってみたかったからです。オシャレな積み方で羨ましかったので、いつ真似してやろうかとタイミングを見計らっていました。
⑥ 40枚構築
「トラップトラック」はデッキ内のどんな通常罠にでもなれる、まるでジョーカーのようなカードです。
「トラップトリック」と比べてデッキ内の通常罠を1枚ずつ積んでも機能し、「天獄の王」や「青い涙の天使」と比べてデッキ内にコンボ性を必要とせず単体で機能するというのが良い点です。しかし効果で破壊するモンスターを用意する展開力の余裕が必要であり、トラップトラック自身をサーチすると本末転倒なので素引きに期待するしかないという特徴を持っています。
素引きしたら強力という性質のカードなら、このカードを採用するデッキの枚数は40枚であることが適切だと結論付けました。
そこで今回、デッキ枚数を40枚にする為に「初手では腐るカード・素引きしてはいけないカードの割合」をできるだけ減らす工夫を考えてみることにしました。
例えば「スクラップ・ゴーレム」なんてカードはスクラップの動きを強くする上では必須のカードですが、手札に来たらワイバーンからリクルートできなくなります。1枚素引きしても耐えられるように対策としてゴーレムを2枚採用する、としていくとデッキ内の引きたくないカードの割合が上がって初手の質が下がり、それを薄めるために1枚初動の種類を足して……とデッキ枚数が膨らんでしまいます。
という訳で、スクラップ・ゴーレムのようなカードの存在をなるべく作らないようにすることで、デッキ枚数を減らして40枚に近づけていこうと考えたのです。
そんな考えに基づいて工夫した点は4つです。
その1つ目は「簡易融合」「簡素融合」の両採用です。いきなりカード増えててワロタ。
名称ターン1をすり抜けるためだけの存在。
それぞれ1枚ずつ入っているのは、どちらかが初手に来てしまってもランク4初動の為に使えるようにするためです。家にあったカルボナーラ戦士を適当に採用しております。
テセウスの魔棲物を出すために温存しておかないといけない片方採用と、どちらかを引いても初動の足しになる両方採用となら、後者の方がカードが腐らない考えました。
2つ目は「マシンナーズ・アンクラスペア」の採用枚数を1枚にしたことです。
革命児ではある。
アンクラスペアはサーチされた場合に手札から特殊召喚できる、所謂ポプルス効果を持っています。これをギアフレームからサーチすることでランク4(機械族限定)初動になるのですが、アンクラスペアを素引きするとこの動きができません。
そこで、ギアフレームを3枚採用するのではなく「機甲部隊の再編制」3枚と「マシンナーズ・パゼストレージ」を採用することにしたのです。また増えててワロタ。
「ギアフレ+アンクラ」だとランク4にはなりませんが「再編制+アンクラ」ならアンクラを捨ててパゼストレージをサーチする事でランク4を作れます。アンクラスペアはどうしても手札に来てしまうことがありますが、その時手札にシュターナやサイバーダーク・ワールドや簡易融合があれば何の問題もなく初動できるわけです。
つまり本当に問題なのはアンクラスペア素引きではなく「素引きした時に、手札にある初動札がギアフレームである」場合なので、「素引きした時に、手札にある初動札が機甲部隊の再編制である」確率を高めることで素引のストレスを軽減し、余計なデッキの枠を割かない+無理のなく安定感を上げることができました。
3つ目は「ヴァンパイア・アウェイク」を入れなかったことです。
あまりにもイラストがいい。
フロイラインをリクルートできる便利なカードですが、アウェイクで出たモンスターは効果で破壊されてしまうので場持ちが悪く、ケアしようとすると「ヴァンパイアの使い魔」を一旦リクルートする必要があります。
キレイにハマってほしいな~~~。
そこで、フロイラインは素引きできたらコンボで使うものと割り切り、同じ仕事を「単一化」に任せることもできるという選択をすることで、初手に来て欲しくない使い魔の枠を削ることができました。
4つ目は「フル・アーマード・エクシーズ」を入れなかったことです。
ほんまに手札くんなお前。
素材が残っているXモンスターの上にフォートレスを重ねてしまうと、2種類のアーマード・エクシーズカードをサーチしなければダーク・ナイト・ランサーになれません。タリホーを使えばX素材を調整することはできますが、どこまでいっても「素引き事故」が懸念点になります。
そこでフォートレスはメリーメイカーに重ねることを前提にし、採用するのも「アーマード・エクシーズ」1枚のみにすることで枠の削減に成功しました。
4、おわりに
最終的に組んでみて、やっぱり1枚初動みたいな強力なカード群をもっと採用しても良かったかなーと感じました。もちろん今のままでも回るんですけど、やっぱり強いカード引いた方が強いです。あとはクインクエリでサーチするレベル5モンスターの種類を増やせなかったのは心残りです。
安定感とコンボすることにフォーカスし過ぎてその後がお粗末な印象。
でもやりたかったモノマネもできたので満足です!
あとはコンボが綺麗に決まるのを祈りながら回すだけです。
ちなみにデッキ名はイソップ物語「金の斧銀の斧」がモチーフです。
海の底に誤って沈んだテセウスの魔棲物。するとその海中から女神様が現れた。
「貴方が落としたのは、このデッキの中のレベル5モンスターですか? それとも、この氷水啼ですか?」
「そんな効果なモンスターではありません。私が落としたのは、効果のないテセウスの魔棲物です。」
「貴方は正直者ですね。全部差しあげましょう。」
これ全部デュエル中に暗唱したらこのデッキは完成です。
ありがとうございました。笑