どうも、usamiRollingです。おひさ。
今回はしばらく使っている【メルフィー】+【妖仙獣】+【EM】のデッキの紹介を雑にすると共に、《補強要員》についての気づきをメモしておこうと思います。
大事なことは先に書きます。
ペンデュラム召喚を用いるデッキは、《補強要員》を強く使うことができます。
先日デュエリスト達と《補強要員》について喋っている時に
「《補強要員》、あんまり強くない説」
という話題になりました。
・使うと手札の枚数が減ってしまう。
・《補強要員》で《補強要員》を引いたら虚無。
それらの意見(と愚痴)に納得すると同時に、
「自分のデッキでは《補強要員》を採用する強みはあるだろうか?」
と改めて考え、新たに思いついたことがあるので紹介したいと思った次第です。
大した事じゃ無いかもですがご了承ください。
《補強要員》の強みは、
「デッキの上のたくさんのカードの中から選んで手札に加えることが出来る点」
だと思っています。
状況に応じて必要なカードを選択できるのがいいですし、似た効果の《金満で謙虚な壺》のようなコストや制約がないことも嬉しいです。《復烙印》とか《バブルリーフ》とか、チマチマ1枚ずつドローしているだけでは「狙い目のカード」にいつ辿り着くかわかりません。そんな悩みを《補強要員》はある程度解決してくれます。
先攻で初手5枚を見る。まずい初動が無い。
そういう時に初動を「狙い目のカード」として打つ《補強要員》は、目的がはっきりしていて強いと感じますが、そのターン以降はどうでしょうか?
中盤以降に初動は不要ですから、《補強要員》を打つなら別の「狙い目のカード」が必要です。それがデッキに入っていないなら、現状の手札に満足しているはず。手札が減るだけの《補強要員》はわざわざ打たないでしょう。
つまり、
初動以外に「狙い目のカード」が無い構築だと《補強要員》を採用する意義は薄い
ということになるのです。
ですが、この問題は簡単に解決できそうですよね。
逆に、「狙い目のカード」がデッキにあるなら
中盤以降の《補強要員》も採用する意義のあるカードになるはず
ですから。
実際に組んだデッキでは《補強要員》で引いたら強そうな「狙い目のカード」を採用していました。既にレシピにはありませんが、リソース回復用の《カオス・クリエイター》や護身用の《現世離れ》などです。
しかし、これらの単体で強力な「狙い目のカード」は初動に関係しないため、増やしすぎると安定感の低下に繋がります。
初動が引けなかった時のケアをする為に《補強要員》を入れているのに、初動と関係の無いカードを増やしすぎて初動率が落ちるのは本末転倒ですから、「狙い目のカード」の採用枚数は最低限まで抑えることになります。
そうすると、ゲーム中盤に差し掛かった時にデッキ内の「狙い目のカード」は全て引き切った後だ、という事象に行き当たってしまい、結局《補強要員》で引きたいカードが無いという状況になってしまうのです。
ところが、ペンデュラム召喚を活用するデッキでは話が違います。
ペンデュラム召喚は、
ペンデュラムモンスターを2枚も使って、
しかもスケールの数字を気にしながら用意することで、
ようやく恩恵を得られる召喚方法です。
ルール改訂によりリンクモンスターの手助けが必要にもなりましたが、召喚ルールをひとつ多く持っているデッキの展開力はバカにできません。
また、ペンデュラム召喚はあらゆる除去に弱いです。
ペンデュラム召喚による展開は、出てきたモンスターを除去する以外に「ペンデュラムスケールを破壊する 」ことでも対策できます。これはシンクロ、エクシーズ、リンクには無い弱点で、非常に致命的です。
この弱点を補うために、ペンデュラムスケールが割られてもいいようなリソース管理が必要になります。余分にペンデュラムモンスターを手札に持っておいたりするのもいいですし、例えば《メタルフォーゼ・カウンター》の墓地効果を残しておいたりするのも良いです。
ただし、《カウンター》のような例は全てのペンデュラムデッキで採用することはできず、リソース管理ができない、という状況は起こってしまいます。なぜなら、「どちらのスケールが破壊されるかはその時までわからない」からです。
手札にスケール8のペンデュラムモンスターを保険で持っていても、割られるスケールは1の方かもしれません。そうしたら結局ペンデュラム召喚ができなくなってしまいます。
そこで《補強要員》の出番です。
ペンデュラム召喚を用いるデッキでは、対戦中に相手にスケールが破壊されてしまったとき、まさに「狙い目」がデッキの中に誕生するというわけです。
足りない方のスケールが急に欲しくなった!
そう思った時に《補強要員》を打つ。デッキの中に素引き用の上振れカードの枠を作らず、初動の安定感を減らさずとも、《補強要員》を意義を持って打てるのでは無いでしょうか。
もちろんこれは一例であり、例えば《ダークドリアード》でデッキに盛った4種のモンスターを集めるのに器用に使えたり、《リチューアル・チャーチ》で強力な魔法カードをデッキに返してからそれを狙ったりと、「狙い目のカード」と安定感を両立させたりすることも可能だとは思います。
《補強要員》の使い方のひとつとして、
「保険として忍ばせておく」
と考えている人もいる、くらいに思っていただければ幸いです。
結論
《補強要員》が強いかは、デッキによる。(カス結論)
言いたいことは大体これくらいなので、後は自分のデッキの細かい話をしていきます。
自分のデッキにおける《補強要員》の採用理由はさらに2つあります。1つは《メルフィー・ワラビィ》との相性。《ワラビィ》がデッキの中のメルフィーを枯らしてしまうので、手札に溜まったメルフィー達を《補強要員》でデッキに戻しながらマリガンする動きが強力です。もう1つは罠の性質の分散。相方の罠である《EMピンチヘルパー》は、相手が直接攻撃してくる時のみ効果を発揮するカードです。発動条件が限定されている代わりに、身を守りながら盤面にPモンスターを特殊召喚できます。特殊召喚するEMも被破壊時に効果がある《リターンタンタン》《ジェントルード》などがあって強力。しかしデッキに《ピンチヘルパー》しか罠がないと知られてしまうと「伏せた状態」で相手に割られてしまうんですね。それを牽制するための《補強要員》というわけです。《補強要員》はいわゆるフリーチェーンの罠で、相手の破壊効果を損させる形で発動することができます。用意したセットカードが、相手は《ピンチヘルパー》なのか《補強要員》なのかわからない。そんな状況でデュエルを進めたいために採用しています。
このデッキの目標となる動きは《妖仙獣 閻魔巳裂》のペンデュラム召喚を連打すること。《閻魔巳裂》は1枚で相手の盤面を柔軟に破壊できるいいカードで、相手の攻撃を耐えてターンが回ってくる度にアドバンテージ差を作ってくれます。これが《メルフィー・キャシィ》だけでなく《聖騎士の盾持ち》からもサーチでき、同じくサーチできる獣族のペンデュラム繋がりで【EM】を据えつつ、サーチの過程で除外される《盾持ち》を、《槍持ち》+闇・4・ペンデュラムの《ドクロバット》や《ジェントルード》などでシンクロできる《カオス・ビースト》で再利用を狙うというコンセプトです。《カオス・ビースト》の自己蘇生には光・闇の用意が必要ですので、エクストラの採用カードを優先的に光・闇にしてみたり、闇ペンデュラム2体で《スターヴ・ヴェノム》を作って《カオス・ビースト》の効果をコピーすることで使ったりしました。攻撃力アップ効果までコピーするため非常に強いです。
あと1枚だけ入っている《オートクレール》なのですが、最近話題の《カオス・アンヘル》を簡単に処理できるため評価がめちゃくちゃ上がっています。《聖杯の継承》が入っているデッキは採用おすすめです。
そろそろ終わります。またいつか〜。