転がって、デカくなる。【遊戯王】

難波付近遊戯王研究会Nuclear!に所属するusamiが、遊戯王のデッキ等について書いていくブログになります。なる予定。

【デッキレシピ】いざ吶喊!デッキってたまにできるよね。の巻。

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どうも、usamiRollingです。最近言いたいこともまとまらなくてネタが無いです。困りますね。
いっその事めっちゃしょーもない記事とか上げてやろうかと考えたりしますが、デッキレシピのお話でお茶を濁そうと思います。

 

さて今回のデッキは以前にも記事にした「アンデット+スプリガンズ」のデッキです。

usamirygo.hatenablog.com

詳しくは記事の方を見ていただければと思いますが、今回はこのレシピをガラリと替えてみましたのでどうぞお付き合い下さい。

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このデッキは元々スプリガンズXは墓地から素材を大量に増やせるため、《蒼血鬼》の効果使いたい放題」というコンセプトで組まれたデッキです。
《蒼血鬼》の展開力を用いて、墓地発動効果がある【スプリガンズ】と相性のいいリンク4《零氷雪女》を目指していきます。

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アンデット汎用だが出しにくさで損するタイプ。改善予定。

 

今までの構築には大きな問題点がありました。

とんでもない事ですが、《蒼血鬼》の活躍シーンが思ったより少なかったのです笑。
コンセプトやんけー、って話ですよね。

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《チェイン》が帰ってきたら本格的に強いかも?笑

《蒼血鬼》の効果を使うには墓地にレベル4アンデット族が必要ですが、「《蒼血鬼》の効果が生きるには墓地に2枚目の《蒼血鬼》が必要」なのにも関わらず、メインのスロットが埋まっていたため、デッキとして未完成のような形になっていました。しかも《蒼血鬼》はアンデット族のくせに守備力が1900もあるために《ピラタ》《ゴブゾン》の両方に対応していないというのも揃えにくさにより拍車をかけていました。
(だからこそ何でもアンデット族をリクルートできる【エルドリッチ】の採用でもありました。)

また、【スプリガンズ】の安定感の無さも気になっていました。
前構築ではフィールド魔法である《ゴールドゴルゴンダ》の依存度が非常に高いため「有るときはブン回って、無いときは何も出来ない」という551の蓬莱のようなデッキになっていました。《ゴールドゴルゴンダ》のサーチカードはたくさんあるのですが、そのカードがデッキスロットと取ってしまっていて自由枠が無くなっていたのです。

 

そこで、デッキの方針を以下のように切り替えて改造案を練ることになりました。

・《蒼血鬼》が活躍するランク4軸にする。

スプリガンズ魔法罠を全部抜いて下振れしにくくする。

 

そもそも前構築では、【スプリガンズ】のフィールド魔法の強さを全面に押し出す構築を目指していました。今からそのカードを抜く訳ですから、新たなストロングポイントを探さないといけません。
そこで名前が上がったのが《スプリガンズ・ブラザーズ》でした。

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スプリガンズ】を汎用テーマにした元凶。

このカードは《ロッキー》《メリーメイカー》と組み合わせることで、「手札コスト払いながらランク4する奴デッキ」に出張していける強力なカードです。
手札から《ブラザーズ》を捨てることで《ロッキー》を蘇生し《ブラザーズ》は手札に戻ってくる無限リソースコンボで、《増産工場》《守護竜の覚醒》《召魔装着》など様々なシナジーカードがあります。(こんなカードばっか使う友達ありけり)

 

そこで、

「手札捨ててレベル4軸でアンデット族なら、《ゾンビマスター》じゃねーか!?」

となったのです。

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ゾンm@s。

言わずと知れた単純かつ明快なテキストで、《ブラザーズ》を簡単に有効活用できますし、なんなら《蒼血鬼》と相互に蘇生し合える点も最高です。
《ゾンビマスター》の採用により、ランク4軸の展開とスプリガンズらしさを残すことにはある程度成功しました。

 

次に取り掛かったのはランク4の作り方です。
上記の動きをするなら、何としてでも《メリーメイカー》を立てておきたいところです。以前までは【マシンナーズ】を採用して機械族シナジーを狙っていましたが、【スプリガンズ】要素が薄まったため再検討することに。そうしたら家の隅に積まれていたストラクチャーデッキの塊が視界に入ってきました。

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実はイラストカッコイイ。

そう【オノマト】です。安定してランク4が組めるカード群として少し前から気になっていたテーマでした。ここから【オノマト】の研究に入っていきます。
そこでとりあえず思い出して見た参考になったのがあの「バキューン決闘」のきくりく(@ToremisuMisu)氏の対戦動画です(38秒~1分2秒までの展開)

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本当は《オノマトペア》を打ってランク4を組むことだけ考えていたのですが、《ベアトリーチェ》も作れることを知り、「せっかくだし作るか」という方向に。何を落とすのか全く決めていないのに笑。

バキューンさんの動画の動きでは「手札にガガガ魔法罠を残して《ベアト》」を作れていたので、サーチを《ガガガリベンジ》にすることでさらなる展開を狙っていきます。

f:id:usami_nuclear:20210927001100j:image強すぎてほんまにあってるか5回読み直した。

《ズバババンチョー》には①の自己SS効果ともうひとつ、墓地の【ズババorゴゴゴ】を釣り上げる②があります。(ちゃんとそれぞれターン1)
その対象モンスターを《ベアト》で落としてしまえばランク4も組めるやん!という感じです。

そしてこの個人的ミニブレイクスルーから、とあるカードの存在を思いつきます。

「そういえばゴゴゴにアンデット族おらんかったっけ」

 

 

 

 

 

 

 

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おる。

 

 

 

効果を見ると、《ゴゴゴゴーレム》を名称指定するものの単純にレベル4を1枚増やす強い効果をしておるわけです。つまり、

 

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こんな感じに繋がるわけだ。え?強くない?

(しかも左半分の6枚は1ターン目で揃う)

 

元々の問題点として《蒼血鬼》で釣り上げるモンスターを用意できないというのが悩みだったわけですが、初動のおまけとしてレベル4アンデット、しかもSSすれば《ゴゴゴゴーレム》もおまけで付いてくるカードを墓地に用意できるわけです。
【オノマト】を初動にすることで当初の目的の一つである「《蒼血鬼》が活躍するデッキ」という前提をクリアできてしまったのです。

そして【エルドリッチ】は、《紅き》《黄金郷》は《オノマトペア》の手札コストに最適ですし、発動後場に残って仕事が薄い《オノマトピック》をコストに《エルドリッチ》の効果を発動できる点で優れているために前構築から続けて残すことにしました。

 

こうしてデッキになったとさ。終わり。

 

 

 

 

 

デッキの完成ってなかなか無いんだなと痛感しますね。これで間違いなし、と思っているところから遊んでみて、また気に入らない要素がでてきてそれを改善して……そして、バシッとハマった!と思うカードは時の運でやってくる気もするのです。

何回も試行錯誤するのが大切だなってことですわ。多分ね。知らんけど。

 

そんなこんなで終わりたいと思います、ありがとうございました。

 

 

 

 

未解説カードについて

・《ガガガガードナー》…きくりくの配分コピーで入れました。本人レベル4だし防御札として優秀だし、《ブラザーズ》の効果も誘発できて偉いです。

・《白の聖女エクレシア》…使うかわからんけど採用。シンクロ先の《Ω》は《馬頭鬼》と相性がよく、ランク8の種にもなってくれるということで。《ベアト》で墓地に送ったターンに《メリーメイカー》の効果を起動できれば手札に戻ってくるのが優秀です。

・《希望皇アストラルホープ》…《オノマトピック》をサーチできるので採用。サーチ先として【エクシーズ】カードも採用したよ。

・《エクシーズテリトリー》…《ゴルゴンダ》をせっかく抜いたので火力補強に1枚。他の選択肢より使いやすそうだったので採用。何気にランク4が800上がるだけでだいぶ変わる。

・《エクシーズリボーン》…エクシーズデッキだし強そうだと思って採用。《エメラル》や《ビュート》を蘇生すると強そう。何期の話?

・《エクシーズユニバース》…《エクスブローラー》の出しやすさを向上させるためのカード。《天獄の王》流行で《御影志士》おるから打ちやすい読み。

 

ちなみにエクストラに、もうすぐ発売する《ヴァンパイア・ファシネイター》を採用するとめっちゃ《零氷雪女》出しやすくなるのでオススメ。何かの参考になればばば。

 

ちなみにデッキ名に「吶喊(とっかん)」は、大きい声出す、みたいな本来の意味なんですけど。

語感が「ドッカーン!!」って感じで、発射してるイメージありますよね。

こういう擬音語みたいなものを「オノマトペ」っていうみたいですよ・・・あ、なるほどそういうね・・・オノマトね・・・はい。ありがとうございました笑

【お知らせ】usami、休む。

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おらあ!usamiRollingです。(元気アピール)

さて今回なんですけれども、いくつか書いておいた方がいいことがあるかなと思って筆を執った次第です。

 

難研の動画更新、少しの間休止することになりました。

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要するに、

①ウイルス感染のリスクを抑えて収録するためには、ワクチン接種が必須。
メンバー全員がワクチン接種を行えていないため、撮影を休止。
③メンバー全員はこれに同意している。

という状況です、ということの報告動画です。

 

皆さんに対戦動画を提供できないのは心残りですが、メンバー皆で納得して安心して撮影したいと考えておりますのでご了承ください。

 

しかし、実はそんな中でも全然関係ない企画は進行中だぜ!!!!

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はい、usami、「バラエティ番組」に進出です笑

対戦動画以外で動画を撮ること自体初めてだと思いますので、慣れないところもあるかもですが、めっちゃ楽しい撮影でオモロポイント満載の動画がこれからも投稿されること間違いなしです!!!!!!!!!!!!!!!!!

のでチャンネル登録、通知、ツイッターのフォローなどよろ!!!!!

 

 

では、いずれ来る撮影に備えて新デッキでも組んでおきます。

じゃな、見てるお前も元気でいろよ!!!!

【デッキレシピ】魔鍵+ペンデュラム のススメ!引き弱必見!?【銅鑼ドラゴン】

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どうも、usamiRollingです。

ブログのネタで、ご意見番みたいなネタが無くなってしまったので(笑)
デッキレシピの紹介でもしようかなと思いました。動画も上がりましたし。

↓↓↓↓↓↓こちら↓↓↓↓↓↓

youtu.be

そう、このデッキは【魔鍵】テーマ登場時に作ったデッキである、

鍵りない裏切り隊のアップデート版となっております!

usamirygo.hatenablog.com

 

そんな訳で、前回の構築と大きく違う点などを語ってデッキを見直してみようと思いますので宜しくお願い致します!!

 

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【遊戯王コラム】ドローってなんだ!?【デッキ構築案編】

 

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どうも、usamiRollingです。

前回の記事の続きですので、そちらもご覧ください!

usamirygo.hatenablog.com

「ドローするにもいろんな種類があるんすね」みたいな話をした前回。
その続きからになります。

 

今回は、「実はドロソって必要なかったりする?」という考えのもとに、2種類のデッキ構築を考えてみました。すべてのデッキがこれに当てはまる訳ではありませんが、構築する上での型の例だと思ってみてください!!

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【遊戯王コラム】ドローってなんだ!?【ヒートソウル編】

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これは、一人のデュエリスト
usamiRollingが悩み考えた「ドローソース」に関する記事である。
誰かの、とというか自分の備忘録として、自分の役に立つことを切に願う。

 

さて、usamiです。
前回の記事は読んでいただけましたでしょうか?

usamirygo.hatenablog.com

あのヒートソウルの記事、「自分がヒートソウル使いたかったから」書いたものなんですよね。調べて考えたついでにブログの記事にしちゃおうと。

 

そこで思ったのです。

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「ヒートソウル、使うのむずくね?」と。

 

 

正直《ヒートソウル》は完全無欠の万能カードだと思っていました。しかしそんなことは無かった。かさむライフコスト、安定しない初手《ヒートソウル》。任意のデッキで《ヒートソウル》を初動にすることは難しく、《ヒートソウル》が出せそうなデッキが《ヒートソウル》を初動にできるだけなのだと理解しました。

《ヒートソウル》によるドローターボに失敗し様々なドローソースを検討していく中で、僕自身が「ドローソースについて考えが浅い」ことに気づきました。

そこで、遊戯王にはどんなドローソースがあってどんな用途で使われるのかを調べていくことにしました。

 

Twitterでこんなツイートでデッキレシピを募集しました。
(送ってくれたみんな本当にありがとう!!!!)

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たくさんのデッキレシピを見せてもらって整理しているうちに、
自分流にドローソース達を3種類に分けて考えることができました。

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①交換型ドロソ

条件が緩く、2:2交換などの入れ替え系カードたち。

発動するために準備が必要ないカードが多いためため、比較的いつ引いても強く使える。手札の不要なカードを捨てて必要なカードに変換できるが、捨てられるカードがない場合に腐ってしまう。
例:《闇の誘惑》《七星の宝刀》《手札抹殺》

②加算型ドロソ

単純に手札が増える(1枚が2枚になるタイプ)カードと強力なメイン効果のおまけとしてドローできるカードをまとめたカードたち。
多くのコストが必要であったり、メインの動きに合わせる準備が必要になる。
例:《強欲で金満な壺》《空牙団の大義 フォルゴ》《一点着地》

③回復型ドロソ

メイン・エクストラのカードを再利用する効果におまけドローがあるもの。
最序盤では発動できないが、長期戦で活躍したり、デッキの同じ動きを繰り返したいときに向いている。
例:《貪欲な壺》《一撃必殺!居合ドロー》《ダイガスタ・エメラル》

 

今回の記事の始まりは《ヒートソウル》の是非。
僕が「ヒートソウル、使うのむずくね?」
と思ってしまったのは、自分の評価と実際の使用感がズレていたから。ドロソの分類を間違えていたからだったんですね。《ヒートソウル》は確かに序盤でこそ出ていきますが、リンク3のモンスターに付随してドローできるカードだと思うと、②の加算型。《ヒートソウル》から後続に特別繋がるわけでもなく、展開札とエクストラと召喚権も使ってしまいます。自分は《ヒートソウル》を「初動引けないからドローしよう!」という目線、つまり①の交換型だと思って使っていたんです。ちゃんと2300越えの打点を用意出来るアタッカー兼ドロソだと考えているのが正解だったんだろうと思いました。

 

つまり僕みたいに、「とりあえずドローしたいな!」という安直な考え方でドローソースを採用するのでなく、「どんな時にどんなカードをドローしたいのか? 」ということを考え、デッキにマッチしたドローソースを選択するのが大切だと思います。

 

個人的に驚いたことなんですが、募集したレシピのドロソの中では、②加算型ドロソの採用率が段違いに多い結果になりました。
ザックリとした分類にしているのもありますが、デッキレシピで送っていただいた中だけで「およそ30種類近く」の②加算型ドロソがあり、それらを多種多様にみんな使いこなしているんですよね。

もちろんドロソ入ってるデッキだけ送ってね、って言ったので当然なのですが、おまけドローカードがここまで普及しているとは予想していませんでした。

 

 

さて、ここで自分語りをしていくわけなのですが、
皆さんはデュエル中に引きが弱すぎて怒りそうになったりしたことはありませんでしょうか? 僕はあります。(詳しくは難研の動画を検索してくださればと思います笑)
どんなドローソースを用意しても、そのドロソを引かない。
どんだけドローしても、目標のカードにたどり着かない。
上手くいったりいかなかったりを繰り返す日々の中で思ったのです。

「実はドロソって必要なかったりする?」と。

 

 

 

色々考えていく中で、書きたいことがたくさんできてしまったので今回はここまで!!!

次回の更新でもドローソースについて、ドローソースを採用したデッキタイプについて語っていく予定ですお見逃しなくそれじゃあまた!!!!!!

今回短くてごめーーーん!!!!

 

 

【カード解説】ヒートソウルのすゝめ

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どうも、usamiRollingです。

 

皆さんはデッキにドローソースを入れていますか?

キーカードを引き入れたり、不要なカードを交換したり。
ドローソースはデッキの回転を豊かにしてくれる非常に有用なカードです。

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エクストラにそんな枠無いよ!

しかし、そのドローソース達も多くのコストを払わなければいけなかったり、手札の噛み合わせが重要だったりして、何も考えずに投入するのは難しいカードですよね。

そこで登場したのがこのカード。

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デコード・トーカーの中でも一番見るやつ。

《デコード・トーカー ヒートソウル》エクストラデッキに入れられる安定したドローソースの登場により、競技シーンでは【罠型コードトーカー】というデッキが確立され、カジュアルシーンにおいても採用されるようになっていきました。

 

そんな訳で今回は、《ヒートソウル》を使いたいあなたに、《ヒートソウル》について詳しく語ってみました! よろしくお願いします。

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